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エイシンの工具とは

エイシンの工具と聞いても、自動車やバイクの整備をしない人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、今年(2008年)3月に工具販売会社である(株)エイシンが倒産しました。 エイシンは、自社ブランド「ES POWER」と言われる工具の通販やインターネット販売をしていた会社ですが、エイシンが約80億円、傘下の店舗販売会社の(株)ツール王国は約15億円、そして物流関連会社の(株)AEGLは約2億円で、総額約97億円という大型倒産です。 この倒産情報に関連したWeb記事を見ますと、「エイシンの工具は最高だった」だの、 「エイシンの工具は性能のいいものを販売していた」 とか紹介している所がありますが、実際のところ1996年に設立した後発の工具販売会社であるエイシンが急成長したのは、販売価格が異様に安かったからです。

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エイシンの倒産

倒産の要因は急激に取扱商品を増やし過ぎたためと言われていますが、増やし過ぎたのは取扱商品よりも、急な全国展開を始めた店舗展開ではないかと思われます。 エイシンの店舗販売部門であるツール王国は、2007年のわずか一年の間に関東へ3店舗、さらに広島・福岡・仙台・札幌へ店舗展開するという大進撃≠しました。 その上、販売価格は他の工具販売店に比べて軒並み2〜3割安く、目玉の商品に関しては、 「こんな値段をつけて大丈夫?」 と言いたくなるほど激安≠セったのです(結果、大丈夫ではなかったわけだが)。エイシンが急激に成長し始めたのは2005年頃で、それからわずか3年余りで燃え尽きてしまったのでした。まぁ、工具なんて買う人は限られるし、一度買ってしまえばそうそう買い換えるような道具でもありませんし、ましてやそれを買う方が驚くくらいの値段で売って儲かるわけはないでしょう。

エイシンの復活は?

エイシンの工具が安かったからといって、それはけっして粗悪品ではありませんでした。百均ショップで売っているような、安かろう、悪かろうといったショボい工具ではなく、それなりにプロが使っても使用に耐えるだけの品質はあるいい工具≠セったのです。 そういう意味では、エイシンには復活して欲しいとは思いますが、もし再びエイシンが販売を再開したとしても、値段は倒産前ほど激安になることはないでしょう。 尚、倒産したエイシンの工具の在庫の多くは、破産管財人より買い取った工具販売会社「MonotaRO(モノタロウ)」が、主にネットで販売しています。エイシンの工具ブランドである「ES POWER」のままの商品もありますので、MonotaROがエイシンを引き継ぐと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで処分品≠ニして販売しているそうです。

エイシンの工具